インプラント
- Qインプラント治療は誰でも受けられますか?
- A顎の骨の量や質が不足している場合や、重度の全身疾患(重度の糖尿病、心臓病、骨粗しょう症など)がある場合は、インプラント治療が難しい場合があります。
喫煙者の方も、治療の成功率が低くなる可能性があります。
当院では、術前の精密検査で適応症を慎重に判断し、患者様にとって最適な治療法をご提案します。 - Qインプラント治療は痛いですか?
- A手術中は麻酔をしっかり行うため、痛みを感じることはほとんどありません。
当院では、表面麻酔、電動麻酔器、極細針の使用など、痛みを最小限に抑える工夫を徹底しています。
また、ご希望に応じて静脈内鎮静法にも対応していますので、痛みに弱い方や不安が強い方もご安心ください。 - Q治療期間はどれくらいかかりますか?
- A一般的には、手術から人工歯の装着まで3ヶ月から1年程度の期間を要します。
これは、インプラント体が骨と結合するまでに時間がかかるためです。
骨造成などが必要な場合は、さらに期間が延びることがあります。
正確な期間は、患者様のお口の状態によって異なりますので、精密検査後に詳しくご説明いたします。 - Qインプラントはどのくらいもちますか?
- Aインプラントの寿命は、患者様の口腔ケアの状態や定期的なメンテナンスの状況によって大きく異なりますが、適切にケアを行えば10年以上、中には20年以上使用できる方もいらっしゃいます。
天然の歯と同様に、毎日の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期的なメンテナンスが非常に重要です。 - Q費用はどのくらいかかりますか?
- Aインプラント治療は、現在日本では保険適用外(自費診療)となります。
治療費は、埋入するインプラントの本数、使用するインプラントの種類、骨造成の有無などによって異なります。
当院では、治療計画をご提案する際に、費用についても明確にご説明し、ご納得いただいた上で治療を進めます。 - Q手術後の腫れや痛みはありますか?
- A個人差はありますが、手術後に多少の腫れや痛みが出ることがあります。
痛み止めを処方しますので、通常は数日で落ち着きます。
腫れを抑えるために、術後には患部を冷やしていただくこともあります。

「歯を失ってしまって、食事がしづらい…」
「入れ歯が合わなくて、話しにくい、痛い…」
「ブリッジで健康な歯を削ることに抵抗がある…」
もし、このようなお悩みをお持ちなら、インプラント治療があなたの生活を大きく変えるかもしれません。
インプラントは、「第二の永久歯」とも呼ばれるほど、天然の歯と変わらない見た目と機能を取り戻せる画期的な治療法です。
しかし一方で、
「手術が怖い」
「費用が高い」
「どんな歯医者さんを選べばいいかわからない」
といった不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コーナス歯科クリニックでは、患者様のこのような不安を解消し、「精密な診断」「確かな技術」「安心のサポート」を三位一体としたインプラント治療を提供しています。
コーナス歯科クリニックのインプラント治療が安心・安全な理由
当院のインプラント治療は、患者様のお口の健康と安全を第一に考え、以下の点に徹底的にこだわっています。
1. 口腔外科出身の院長による「確かな技術と豊富な経験」

当院院長は、東京女子医科大学第二病院(現:東京女子医科大学八千代医療センター)の口腔外科で長年にわたり研鑽を積んでまいりました。
口腔外科医として、顎骨の構造、神経や血管の走行、全身疾患との関連性など、専門的な知識と経験を培ってきました。
特に、インプラント治療においては、顎の骨や周囲の組織を熟知している口腔外科医の知識と技術が非常に重要です。
埋入するインプラント体の位置や角度、深さなど、ミリ単位の正確さが求められます。
また、医学博士の学位も取得しており、常に最新の知見と技術を取り入れ、患者様に最善の治療を提供できるよう日々研鑽を重ねています。
難症例や複雑なケースにも対応できる経験と技術があるからこそ、患者様は安心してインプラント治療を受けていただけます。
2. 「CTによる精密診断」で安全性を徹底追求

インプラント治療の成功には、術前の精密な診断が不可欠です。
当院では、最新の歯科用CTを導入し、肉眼では見えないお口の内部を3次元画像で詳細に解析します。
CTによる精密診断と綿密なシミュレーションを行うことで、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療計画を立案し、安全性と確実性の高いインプラント治療を提供しています。
CT診断でわかること
顎の骨の量と質、形態
インプラントを埋め込む顎の骨の厚み、高さ、密度、骨の形態などを立体的に正確に把握できます。
これにより、インプラントがしっかりと定着できる骨があるか、骨造成が必要かなどを正確に判断します。
神経や血管の走行
顎の骨の中には、インプラント埋入時に損傷してはならない重要な神経や血管が走行しています。
CT画像でこれらの位置を正確に確認することで、神経麻痺や多量出血などのリスクを回避し、安全な手術計画を立てることができます。
隣接する歯や鼻腔との位置関係
インプラントを埋入する場所の周囲にある歯の根や、上顎洞(鼻の横の空洞)との位置関係を正確に把握し、不要な侵襲を防ぎます。
術前のシミュレーション
CTで得られた3次元データをもとに、コンピューター上でインプラントの最適な埋入位置、角度、深さなどを事前にシミュレーションすることができます。
これにより、手術の精度を高め、治療の成功率を向上させます。
3. 「静脈内鎮静法」にも対応:手術への不安や恐怖を和らげる

「インプラント手術が怖い」
「歯科治療に強い恐怖心がある」
という方もいらっしゃるかもしれません。
当院では、そのような患者様のために、静脈内鎮静法にも対応しています。
静脈内鎮静法とは、点滴から鎮静剤を投与することで、リラックスした状態で手術を受けていただく方法です。
眠っているような、うとうとした状態になり、痛みや不安を感じにくくなります。
意識はありますが、手術中の記憶はほとんど残りません。
メリット
精神的な緊張や恐怖心が和らぐ
痛みを感じにくくなる
時間が経つのが早く感じる
手術中の不快な音や匂いが気になりにくい
血圧や脈拍の変動が抑えられるため、身体への負担が少ない
当院での実施体制

静脈内鎮静法を行う際は、東京女子医大病院 内科専門医の黒田理恵先生が立ち会い、患者様の全身状態をモニターしながら、安全に配慮して実施します。
手術中も患者様の状態を常に監視し、万全の体制で臨みますのでご安心ください。
静脈内鎮静法は、すべての患者様に必要なわけではありませんが、手術に対する不安が強い方や、一度に複数のインプラントを埋入する方などには有効な選択肢となります。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。
4. 徹底した衛生管理と感染予防

インプラント手術は外科処置であるため、感染予防が非常に重要です。
当院では、患者様に安心して治療を受けていただくために、徹底した衛生管理と感染予防対策を行っています。
清潔な環境で治療を行うことで、術後の感染リスクを最小限に抑え、インプラント治療の成功率を高めます。
高水準滅菌器の導入
使用するすべての医療器具は、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)などを用いて、世界基準の滅菌を行っています。
ディスポーザブル(使い捨て)製品の使用
グローブやコップ、エプロンなどは使い捨ての製品を使用し、患者様ごとに交換しています。
治療室の清掃・消毒
診療ごとに治療台や周辺を消毒し、清潔な環境を保っています。
コーナス歯科クリニックのインプラント治療の流れ
当院でのインプラント治療は、患者様一人ひとりの状態に合わせて、綿密な計画のもと丁寧に進めてまいります。
1. カウンセリングと精密検査
まず、患者様のお悩みやご希望を丁寧にお伺いします。
その後、口腔内の状態を詳しく検査します。
問診
全身疾患の有無、服用中の薬剤、アレルギーなどについて詳しくお伺いします。
口腔内診査
残っている歯の状態、歯周病の有無、噛み合わせなどを確認します。
レントゲン撮影・歯科用CT撮影: 顎の骨の状態(量、質、形態)、神経や血管の走行、隣接する歯との位置関係などを立体的に詳細に把握します。
口腔内写真・顔貌写真撮影
治療前のお口の状態を記録します。
歯型採取
歯並びや噛み合わせの情報を得ます。
2. 診断と治療計画のご提案
精密検査で得られた情報をもとに、口腔外科出身の院長が診断を行います。
患者様にご納得いただいた上で、治療計画を決定いたします。
治療計画の立案
患者様のお口の状態、インプラントを埋入する本数、位置、角度などを綿密に計画します。
必要に応じて、骨造成などの付随する治療についてもご説明します。
費用・期間のご説明
治療内容と合わせて、治療にかかる期間や費用についても明確にご説明します。
代替治療のご提案
インプラント以外の選択肢(入れ歯、ブリッジ)についてもメリット・デメリットを比較し、患者様にとって最適な治療法を一緒に検討します。
3. インプラント埋入手術
局所麻酔、または静脈内鎮静法を行い、痛みに最大限配慮した状態で手術を行います。
手術時間は、埋入するインプラントの本数や難易度によって異なりますが、一般的には1本あたり30分〜1時間程度です。
歯ぐきの切開
インプラントを埋入する部分の歯ぐきを切開し、顎の骨を露出させます。
ドリリング
計画した位置に、インプラントを埋め込むための穴を骨に形成します。
インプラント体の埋入
形成した穴にインプラント体を埋め込みます。
歯ぐきの縫合
歯ぐきを閉じ、縫合します。
4. 治癒期間(インプラントと骨の結合)
インプラント体と顎の骨がしっかりと結合するまで、数ヶ月の治癒期間が必要です(通常3〜6ヶ月程度)。
この期間は、インプラント体に負担がかからないよう、仮歯を使用することもあります。
5. アバットメントの装着(二次手術:必要な場合)
インプラント体が骨と結合した後、歯ぐきを開けてインプラント体と上部構造を連結するアバットメントを装着します。
これは、多くの場合、簡単な局所麻酔で済みます。
6. 上部構造(人工歯)の装着
歯ぐきが治癒したら、お口の型を採取し、患者様一人ひとりの噛み合わせや歯の色、形に合わせて人工歯を製作します。
完成した人工歯をアバットメントに装着して、治療完了です。
7. メンテナンス(定期検診)
インプラント治療が完了した後も、インプラントを長く機能させるためには定期的なメンテナンス(定期検診)が非常に重要です。
定期的なメンテナンスによって、インプラントの寿命を延ばし、お口全体の健康を維持することができます。
当院では、患者様のお口の状態に合わせたメンテナンスプログラムをご提案し、長期にわたるサポートをいたします。
インプラント周囲炎のチェック
インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)の兆候がないか、定期的に確認します。
プラーク・歯石除去
歯科衛生士が専用の器具を用いて、インプラントや周囲の歯のプラークや歯石をきれいに除去します。
噛み合わせのチェック
噛み合わせのバランスが崩れると、インプラントに過度な負担がかかることがあるため、定期的にチェックし調整します。
清掃指導
ご自宅での正しい歯磨きや清掃方法を再指導します。
インプラント治療に関するよくあるご質問