顎関節症
- Q顎関節症は放っておいても大丈夫ですか?
- A軽度の症状であれば一時的に改善することもありますが、放置することで慢性化し、頭痛・肩こり・めまい・耳鳴りなど全身症状に波及することがあります。
違和感を感じた時点での早期受診をおすすめします。 - Q顎関節症は子どもや学生にもありますか?
- Aはい、小中高生にも発症することがあります。
特に受験勉強やスマホの使用、歯ぎしりの癖などが原因になることも。
当院では小児診療に慣れた女性歯科医師も在籍していますので、安心してご来院ください。 - Q顎関節症の治療に健康保険は使えますか?
- Aはい、顎関節症の治療(マウスピース作製・検査・指導など)は基本的に保険診療の範囲内で行えます。
ただし症状や処置内容により自費となるケースもありますので、初診時に詳しくご説明いたします。 - Q顎関節症はどの診療科を受診すればいいのですか?
- A顎関節症は歯科・口腔外科が専門分野です。
当院では、口腔外科出身の院長が顎関節症治療を担当しておりますので、安心してご相談ください。 - Qマウスピースは毎日使わなければなりませんか?
- A基本的には就寝中に毎晩使用していただくことを推奨しています。
習慣化することで顎の筋肉や関節への負担を軽減し、症状の改善が期待できます。
装着中に痛みや違和感がある場合は、遠慮なくご相談ください。 - Q治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
- A症状の重症度や原因によって異なりますが、軽度の場合は数週間〜1か月ほどで改善するケースが多いです。
TCHやストレスなどが要因の場合は、継続的な生活習慣の見直しが必要になることもあります。 - Q顎関節症と歯並び・噛み合わせの関係はありますか?
- A噛み合わせの不良が直接的な原因となることもありますが、多くの場合、TCHやストレス・筋肉の緊張など、後天的な要因が大きく関与しています。
当院では、咬合調整(歯を削る処置)は行わず、まずはマウスピースや習慣改善を通じて対応します。 - Q咬合調整(歯を削る治療)はしないのですか?
- Aはい。当院では、咬合調整は「最後の手段」と考えており、基本的には行いません。
不要な歯の切削は、将来的な悪影響や後戻りのリスクがあるため、体にやさしい保存的なアプローチを第一に選択しています。 - Q仕事が忙しくて通院の時間が取れません。治療はできますか?
- A当院は平日夜20時まで・土日も診療しております。お忙しい方でも通いやすい体制を整えておりますので、まずは一度ご相談ください。
マウスピース療法は自宅で行う治療が中心のため、通院頻度も比較的少なくて済みます。 - Q顎関節症が原因で肩こりや頭痛がひどいのですが、治療で改善しますか?
- A顎関節症が引き起こす筋肉の緊張や咬筋の過負荷が、頭痛や肩こりの原因になることがあります。
当院では顎関節と全身のつながりも考慮して、原因の根本改善を目指します。
多くの患者さまが症状の軽減を実感されています。

「口を開けると痛い」
「あごがカクカク鳴る」
「朝起きると顎が疲れている」
そんな症状がある方は、顎関節症(がくかんせつしょう)の可能性があります。
顎関節症は、日常生活のストレスや癖が積み重なって引き起こされることの多い病気です。
しかし、マウスピースやTCH対策などのシンプルな方法で、症状の軽減・根本改善を目指すことが可能です。
コーナス歯科クリニックでは、東京女子医科大学病院で研鑽を積んだ院長が中心となり、マウスピースや行動認知療法を軸に、根本原因から改善を図る顎関節症治療を行っています。
咬み合わせの調整(歯を削る処置)は行わず、体にやさしく、再発しにくいアプローチで、患者さま一人ひとりに合った丁寧なサポートを行っています。
顎関節症とは?

顎関節症は、あごの関節や周囲の筋肉に痛みや違和感を覚える疾患です。
代表的な症状には以下のようなものがあります。
あごの関節の痛み(特に咀嚼時や口を開けるとき)
口が大きく開けられない(開口障害)
あごの関節で音が鳴る(クリック音、ジャリジャリ音)
顔のゆがみ、片側だけの筋肉の疲れ
日本人の2人に1人が何らかの顎関節症状を経験するといわれており、年齢や性別に関係なく発症しますが、特に20〜40代の女性に多いとされています。
顎関節症の主な原因
顎関節症は、「これだけが原因」という病気ではなく、複数の要因が重なって発症するとされています。
主な原因は以下の通りです。
歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)
寝ている間や日常生活の中で無意識に歯を強く噛みしめることで、あごや関節に慢性的な負荷がかかります。
TCH(Tooth Contacting Habit:上下の歯を接触させる癖)
気づかないうちに、上下の歯をずっと軽く接触させている癖です。
長時間の持続的な接触は、あごの筋肉の過緊張や関節の疲労を引き起こします。
ストレス・姿勢の悪さ
精神的なストレスやデスクワークによる姿勢の乱れも、無意識の食いしばりや筋肉のこわばりを誘発し、顎関節に影響を及ぼします。
コーナス歯科クリニックの顎関節症治療
当院では、「必要以上に削らない・負担をかけない・再発しにくい」ことを大切にした顎関節症の治療を行っています。
マウスピース療法(スプリント療法)

就寝時に専用のマウスピース(スプリント)を装着し、歯ぎしり・食いしばりによる負担を軽減します。
マウスピースは患者さまの歯型をもとにオーダーメイドで製作し、違和感が少なく、長期間使用可能です。
効果
顎関節や筋肉への負荷軽減
歯ぎしり・くいしばりの予防
歯の摩耗・破折の防止
TCH(歯の接触癖)への行動認知療法

TCHとは、無意識に上下の歯を軽く接触させる癖です。
日中のTCHに気づき、意識してやめるためのトレーニング(行動認知療法)を取り入れます。
具体的な取り組み
ポストイットやシールなどを使った意識づけ
正しい姿勢や口のリラックス状態の指導
日常生活でのTCH対策(仕事・家事中の注意点)
顎関節症と関連する症状
顎関節症が慢性化すると、以下のような二次的な症状を引き起こす場合があります。
頭痛・肩こり
首の痛み
耳鳴り・耳閉感
口の開閉時の違和感・音
睡眠障害)(歯ぎしりによる浅い眠り
このような症状で耳鼻科や整形外科を受診しても原因がわからないケースでは、歯科での顎関節の検査をおすすめします。
よくある質問(FAQ)